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開所記念講座

かずさDNA研究所では、開所記念行事として、開所日(平成6年10月26日)の前後の週末に一般向けの講演会を実施しています。

平成27年度「かずさDNA研究所開所記念講演会」 開催結果

平成27年10月24日に「第21回かずさDNA研究所開所記念講演会」を開催し、336名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

  1. 講演会
  2. 日 時: 10月24日(土)13時45分〜15時45分
    会 場: かずさアカデミアホール 202会議室
    内 容:

講演会の様子

「DNAとたどるイチゴの謎」

講師:磯部 祥子
(当研究所植物ゲノム・遺伝学研究室室長)

 

 食用イチゴ(オランダイチゴ)は、約200年前にオランダで作出され、日本には明治初年頃に入ってきました。その後、多くの品種が開発され、日本国内の農業産出額では、コメ、トマトに続いて第三位です。
 食用イチゴを含む栽培種の多くは、複数のゲノムのセットを持つ高次倍数体で、食用イチゴは八倍体です。複数のゲノムを持つことで、植物の形が大きくなり、気温などの環境の変化や病気にも強くなる傾向にあります。
 当研究所では、2013年に食用イチゴと5種類の野生種の全ゲノム配列を解析し、その成果を利用した育種法の開発を行っています。
 最後に、国産初の種子から作るイチゴ(千葉F-1)など、千葉県で育成された品種のいくつかをご紹介しました。
来場者には、観賞用イチゴの種が配られました。

講演会の様子

「遺伝子検査って何?:見えてきた課題と未来」

講師:小原 收
(当研究所副所長)

 2001年にヒトゲノムが解読されて以降、解析に必要なコストは年々低くなっており、今では10万円で一人分が解析できます。ゲノムが解析された人が増えるに従って、ゲノムにある個人間の配列の違いの情報が蓄積されています。このように多くの人から得た統計情報から、病気や能力などの予測が可能になるかというと、まだ分からないことの方が多い状況です。
 ただし、新生児で発症する病気の多くは遺伝的要因に依るものがほとんどで、遺伝子検査が病気の診断や治療方法の決定に役立ちます。かずさDNA研究所では、国内外の臨床医の先生とのネットワークを通じて、そのような病気の遺伝子検査に取り組んでいます。