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千葉県野生生物研究会 DNA研修会

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また将来を担う世代に対して、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、中学・高校生を対象とした、さまざまな活動を展開しております。  今回は、千葉県野生生物研究会の教員と、県立検見川高等学校、県立市原八幡高等学校と敬愛大学八日市場高等学校の生徒さんらが来所され、ニホンイシガメの雑種のDNA解析実習を行いました。

千葉県野生生物研究会 DNA研修会

開 催 日平成28年8月29日(月) 9:30〜15:45
会 場かずさDNA研究所 講習実験室
参 加 者各高校生徒 計19名 他6名
内 容

DNA研修会「ニホンイシガメの雑種のDNA解析」

【実習】
ニホンイシガメの雑種のDNA抽出
PCR法によるc-Mos、ミトコンドリア16S rRNA領域の増幅
アガロースゲル電気泳動によるPCR産物の確認
【DNA配列の解析】
PCR産物からDNAシーケンサーによるDNA配列解析の説明
DNA配列データーを元にした、雑種の確認方法の説明
※DNA配列解析の部分は、後日、当研究所職員が行いました。

近年、日本固有のニホンイシガメと外来種の可能性が高いクサガメとの交雑があり、千葉県内でも確認されています。今回は、分子生物学的な手法を用いて、見た目だけでは判断できない場合のある交雑を調べました。

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