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研究成果

植物のDNAマーカーデーターベースの作成

〜さまざまな作物の品種改良に活かす〜

2014年9月17日


 公益財団法人かずさDNA研究所は、これまでに多様な植物種(作物)について開発してきたDNAマーカー1)と、これを利用した遺伝的連鎖地図を収録した「Kazusa Marker DataBase」を http://marker.kazusa.or.jp にて公開しました。
 公開した作物はナス科(トマト、トウガラシ)、アブラナ科(ダイコン)、バラ科(イチゴ)、フトモモ科(ユーカリ)、マメ科(ラッカセイ、ダイズ、シロクローバ、アカクローバ、ミヤコグサ、ソラマメ)の11種です。
 DNAマーカーは、生物種内や種間でのゲノム構造比較といった基礎研究から、マーカー選抜と呼ばれる育種集団からの優良形質をもつ個体の選抜や、食の安心・安全を確保するための品種識別といった応用研究に用いられています。また、近年の次世代シークエンサーの進歩により大量のDNAマーカーを迅速かつ安価に開発できるようになってきており、多様な作物についてのマーカーが整備されてきています。
 この結果は、Breeding Science誌に2014年9月16日付で公開しました。