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登録または公開された特許の一覧

   
No.153
特許出願日(公開日又は登録日)平成23年3月30日 (平成24年10月4日 WO/2012/131939)
出願人(又は特許権者) (公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称果実特異的プロモーター
発明の属する技術分野本発明は、果実の発達段階のより広い範囲での発現に適している果実特異的プロモーターに関する。
発明が解決しようとする課題より広い果実発達段階で発現誘導可能な果実特異的プロモーターを提供することを課題とする。
課題解決の結果トマト赤熟果実に加えて緑熟果実においても機能する果実特異的プロモーターを単離し、本発明を完成するに至った。
発明の効果本発明のプロモーターを用いれば、より広い果実発達段階において外来遺伝子発現を誘導することが可能になる。 本発明のプロモーターは、従来のE8プロモーター等と異なり、例えばトマトの赤熟果実だけでなく緑熟果実においても強い発現誘導性を有する。このため、従来の果実特異的プロモーターの問題点であった発達後期しか機能しないという点を克服でき、果実の発達段階に関係なく外来遺伝子の発現誘導に好適に利用することができる。

   
No.152
特許出願日(公開日又は登録日)平成22年6月7日 (平成25年8月9日 特許第5336676号)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
発明の概要発明の名称新規な部位特異的組換え酵素によって認識される配列及びその認識配列を用いた部位特異的組換え方法
発明の属する技術分野本発明は、新規な部位特異的組換え酵素とその認識配列を用いた部位特異的組換え方法等に関する。
発明が解決しようとする課題異なる配列を認識する制限酵素がそれぞれ利用価値があるように、異なる特異配列を認識する部位特異的組換え酵素を互いに他と組み合わせることにより、様々な実験系を構成することが可能となる。従って、新たな部位特異的組換え酵素を提供することが求められている。
課題解決の結果新規の部位特異的組換え酵素とその認識配列を同定し、本発明を完成した。
発明の効果本発明に係る部位特異的組換え酵素及び該酵素認識配列から成る部位特異的組換えシステムを、既に知られているCre/loxP及び Flp/FRTシステムと組み合わせることにより、様々な実験を行うことができる。例えば、幅広い生物種の培養細胞およびマウスES細胞やヒトiPS細胞でVCre/VloxP又はSCre/SloxPシステムで利用することができる。

   
No.146
特許出願日(公開日又は登録日)平成24年8月18日 (平成24年8月20日 特開2013-008383)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
発明の概要発明の名称マイクロシステムにおける流体の制御方法
発明の属する技術分野本発明は、マイクロシステムにおける流体の粘度変化による流れの制御方法に関するものである。更に詳しくは、マイクロ流体システムを流れる試料溶液の流れを制御溶液の粘度変化によって間接的にON−OFF制御する方法等に関するものである。
発明が解決しようとする課題刺激感応物質を制御流体に含有させ、該制御流体に瞬間的な刺激を与えることによって、該制御流体と合流させた被制御流体の流れを高速且つ高精度に制御する方法等を提供すること。
課題解決の結果本発明では、流れの切り替えに刺激感応物質のゾル−ゲル転移や粘度変化という簡単な方法を採用しつつ、刺激感応物質は被制御流体及びシース液には含有させず、刺激感応物質は制御流体に導入することにより、刺激感応物質は制御流体及び刺激感応物質の添加による被制御流体への影響を抑えることに成功した。 本発明は、マイクロシステムにおける簡単かつ高速かつ正確な間接的流体制御を実現するものである。
発明の効果本発明は、マイクロシステムにおける簡単かつ高速かつ正確な間接的流体制御を実現するものである。更に、回収流路への流入の可・不可を瞬間的な刺激によって制御し、特定の微粒子を選択的に制御・分別することができる。

   
No.144
特許出願日(公開日又は登録日)平成24年5月24日 (平成25年12月9日 特開2013-245174)
出願人(又は特許権者) (公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称母乳中IL−27産生増強のためのフラクトオリゴ糖の使用
発明の属する技術分野本発明は、母乳中インターロイキン−27(以下、IL−27と略称することがある)産生増強におけるフラクトオリゴ糖の使用に関する。より詳しくは本発明は、母乳中IL−27産生増強におけるフラクトオリゴ糖の使用であって、フラクトオリゴ糖が娠期間および授乳期間に経口摂取されることを特徴とするフラクトオリゴ糖の使用に関する。また本発明は、フラクトオリゴ糖を用いることを特徴とする母乳中IL−27産生増強方法に関する。
発明が解決しようとする課題母乳中の抗アレルギー免疫活性物質を増加させることで、新生児のアレルギー発症を予防することを可能とする、安全性に優れ日常的に汎用できる方法の提供。
課題解決の結果妊娠中および授乳中にFOSを摂取することにより、免疫関連遺伝子であるIL−27遺伝子の発現が母乳中細胞で増加すること、並びに妊娠中および授乳中のFOS摂取により、母乳乳清中のIL−27濃度が増加することを見出し、本発明を完成するに至った。
発明の効果本発明によれば、母乳中IL−27産生増強におけるFOSの使用、並びにFOSを用いることを特徴とする母乳中IL−27産生増強方法を提供できる。本発明に係るFOSの使用および母乳中IL−27産生増強方法は、安全性に優れ日常的に汎用できる。 本発明により、母乳中IL−27産生増強を達成することができ、その結果、新生児のアレルギー発症を予防することができる。

   
No.142
特許出願日(公開日又は登録日)平成24年2月29日 (平成25年9月9日 特開2013-176344)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称培養プレートの抗菌処理方法
発明の属する技術分野本発明は、特定の情報を持つ細胞を、生きた状態で分離し(セルソーター)、薬剤の効果を実証するなどで用いられる培養プレートの抗菌処理方法に関するものである。
発明が解決しようとする課題抗菌性を付与する対象となる培養プレート全面に抗菌剤を用いることなく抗菌性を付与すること。
課題解決の結果培養プレートの表面にポリ尿素、ナイロン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の合成樹脂被膜を形成後、真空紫外光照射処理することにより前記培養プレートに優れた抗菌性を付与することできることを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明の方法によれば、ディップコート、スピンコート、蒸着重合等により合成樹脂被膜を形成して抗菌性を付与するため、培養プレートを構成する材料及び培養プレートの形状等について制限されることなく、合成樹脂被膜の形成後に、真空紫外光照射処理を短時間することによって、培養レート表面に均一に、黄色ブドウ球菌、大腸菌、肺炎かん菌、緑膿菌、O−157、枯草菌、セラチア及びMRSA等に対する優れた抗菌性を付与することができる。

   
No.140
特許出願日(公開日又は登録日)平成22年9月16日 (平成24年3月15日 特開2012-50440)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称ヒトTh1/Th2分化誘導系及びその用途
発明の属する技術分野本発明は、ヒトナイーブT細胞を用いるヒトTh1/Th2分化誘導系、分化誘導された細胞の検出方法、並びに、該分化誘導に対する被検化合物の影響(促進又は抑制等)のスクリーニング方法及びスクリーニングキット等に関するもの。
発明が解決しようとする課題Ras/MAPK経路あるいはCa2+/CN経路に関わる化合物等、又は、それらの経路が動いている条件でヒトTh1/Th2分化誘導を修飾する化合物等を検索できる新規なスクリーニング系の提供。
課題解決の結果末梢T細胞のヒトナイーブT細胞を用いたヒトTh1分化誘導あるいはTh2分化誘導を、それぞれインビトロで刺激するための組成物その及び方法等について鋭意研究の結果、新規なヒトTh1/Th2分化誘導系を開発することに成功し、本発明を完成した。
発明の効果本発明のヒトTh1/Th2分化誘導系は、 Th1/Th2バランスを変調する薬物、例えばTh1/Th2バランスがTh2に傾いた場合に症状が出るといわれている花粉アレルギー等を軽減する化合物スクリーニング方法を提供するので有用である。 Ras/MAPK経路あるいはCa2+/CN経路に関わる化合物等あるいはそれらの経路が動いている条件でヒトTh1/Th2分化誘導を修飾する化合物等を検索でき、従来にはない新規なスクリーニング系を提供することができる。

   
No.139
特許出願日(公開日又は登録日)平成23年7月15日 (平成25年2月4日 特開2013-21932)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称関節リウマチに対する抗IL−6受容体抗体療法の有効性の予測方法
発明の属する技術分野本発明は、関節リウマチに対する抗IL−6受容体抗体療法の有効性を予測する方法、及びそれに使用する診断薬等に関するものである。
発明が解決しようとする課題本発明の目的は、従来法よりも高い感度で、関節リウマチに対する抗IL−6受容体抗体療法の有効性を予測する方法を提供することである。
課題解決の結果末梢血白血球から顆粒球を除くことにより得られる末梢血単核球の遺伝子発現変動を解析し、更に遺伝子抽出のための薬効判定に炎症反応マーカーを用いず、且つCDAIを含めた複数の判定方法を採用することにより、新たな薬効マーカー遺伝子を抽出することに成功した。そしてこの新たな薬効マーカー遺伝子を用いることにより、より高い感度で、関節リウマチに対する抗IL−6受容体抗体療法の有効性を予測し得ることを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明の方法は、末梢血単核球における遺伝子発現解析を用いている。従って、本発明の方法を用いれば、従来の全血を用いた方法と比較して、顆粒球の影響を排除し、免疫機能を適切に反映した、感度の高い、関節リウマチに対する抗IL−6受容体抗体療法の有効性の予測が可能である。また、本発明の方法に用いられる薬効マーカー遺伝子は、炎症反応マーカーを含まない薬効判定により、抗IL−6受容体抗体療法の効果と有意な相関が認められた遺伝子である。従って、本発明の方法を用いれば、炎症反応の低下という表面的な作用ではなく、関節リウマチの根本治療への有効性の予測が可能となる。本発明の方法を用いれば、治療の有効性を予め確認した上で、抗IL−6受容体抗体療法を実施することができる。その結果、例えば、当該療法の有効性が見込める患者に対しては、抗IL−6受容体抗体療法を行い、有効性が見込めない患者に対しては治療方針を変更する等、治療方針の選択判断が可能となる。従って、本発明の方法は、寛解に至るまでの期間を短縮し、非可逆的な関節破壊を最小限にとどめると共に、医薬の使用効率を上げることにより、医療経済に貢献する。

   
No.138
特許出願日(公開日又は登録日)平成23年3月30日 (平成24年11月1日 特開2012-210167)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称花粉症ワクチンの治療効果を予測するバイオマーカー
発明の属する技術分野本発明は、花粉アレルゲンによる、スギ花粉症等の花粉症に対するワクチン療法の有効性を予測する方法、及びそれに使用する診断薬、診断キット、診断用DNA/抗体アレイ等に関するものである。
発明が解決しようとする課題花粉アレルゲンによる、スギ花粉症等の花粉症に対するワクチン療法の有効性を効果的に予測するための技術を提供することを目的とする。
課題解決の結果Good Responder 及びPoor Responderにおいて、末梢血単核球の遺伝子発現変化をそれぞれ解析したところ、スギ花粉アレルゲン投与前後で、特定の遺伝子の発現変化について2群間で顕著な差異が存在することを知見し、この特定の遺伝子の発現変化を解析することにより花粉アレルゲンによる花粉症に対するワクチン療法の有効性を予測することが可能であることを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明によれば、花粉アレルゲンによる、花粉症に対するワクチン療法の有効性を容易に予測することが可能となる。本発明の方法を用いれば、治療の有効性を予め確認しながら、花粉アレルゲンによる、花粉症に対するワクチン療法を実施することが可能となる。
 
No.137
特許出願日(公開日又は登録日)平成23年2月28日 (平成24年9月20日 特開2012-178996)
出願人(又は特許権者)(公財)かずさDNA研究所
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発明の概要発明の名称ラッカーゼ活性を有する耐熱性タンパク質、当該タンパク質をコードする核酸分子、当該タンパク質の製造方法
発明の属する技術分野本発明は、ラッカーゼ活性を有する耐熱性タンパク質、当該タンパク質をコードする核酸分子、当該タンパク質の製造方法、及び当該タンパク質の利用に関するものである。
発明が解決しようとする課題常温域での活性に加え、耐熱性に優れたラッカーゼ活性を有するタンパク質の提供することを目的とする。
課題解決の結果環境試料のうち木材を成分として含有する堆肥試料を選択することにより、常温域での活性に加え、耐熱性に優れたラッカーゼ活性を有するタンパク質を取得することができることを見出した。また、当該タンパク質をコードする核酸分子の取得に成功し、これを利用して当該タンパク質を遺伝子工学的に大量に生産できることを見出した。さらに、当該タンパク質の特性を活用した利用技術を見出し、これらの知見に基づき本発明を完成した。
発明の効果本発明は、新規なラッカーゼ活性を有するタンパク質及び、それをコードする核酸分子、並びにその利用に関し、ラッカーゼ活性の利用が要求される全ての分野で利用可能であり、特に、医療、食品、環境分野、電気化学分野等、種々の産業分野において利用可能である。

 
No.136
特許出願日(公開日又は登録日)平成22年9月14日 (平成24年3月29日 特開2012-62504)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称基材表面親水化処理方法及び被処理物の製造装置
発明の属する技術分野本発明は、マイクロ流体チップまたは基板等の被処理物に成膜されたポリ尿素膜の表面親水化方法、及び、該方法に使用することができる親水化されたポリ尿素膜を有する被処理物の製造装置等に関するものである。
発明が解決しようとする課題極めて短時間の紫外線照射処理によって、ばらつきの少なく長時間安定して極めて良好な親水性を示すことができるようなポリ尿素膜の親水化処理方法を提供することを目的とする。
課題解決の結果被成膜処理物上に原料モノマーを高分子化してポリ尿素膜を成膜した後の過程において、大気中の水分と接触させずに酸素雰囲気下の紫外線に曝すことにより親水性能を長時間安定に保つことができるという知見を見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明のポリ尿素膜の表面親水化処理方法によれば、マイクロ流体チップの液体流路等の被処理物に蒸着重合法により成膜するポリ尿素膜の表面親水化処理方法において、酸素ガス雰囲気中紫外線照射空間域中に曝すことによりポリ尿素膜表面を親水化することによって、極めて短時間の紫外線照射処理によって親水化処理を行える。

No.133
特許出願日(公開日又は登録日)平成22年3月11日 (平成23年9月22日 特開2011-184411)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称トマト抽出物を含有する生活習慣病改善剤
発明の属する技術分野本発明は、トマトやナス等のナス科植物の抽出物を含有する生活習慣病改善剤に関するものであり、詳細には、ナス科植物由来のPPAR活性化能を有する抽出物またはその活性フラクションを有効成分とする生活習慣病の予防または改善用の医薬または飲食品に関するものである。
発明が解決しようとする課題生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防または改善に有用な医薬品および飲食品の提供。
課題解決の結果ナス科植物の抽出物またはその活性フラクションを有効成分とするPPAR活性化剤。 当該抽出物またはその活性フラクションには、以下の化合物(I)〜(IV)の少なくとも1種が含まれることが好ましい。化合物(I)は9−oxo−10(E),12(Z)−octadecadienoic acid、化合物(II)は9−oxo−10(E),12(E)−octadecadienoic acid、化合物(III)は13−oxo−9(Z),11(E)−octadecadienoic acid、化合物(IV)は13−oxo−9(E),11(E)−octadecadienoic acidである。
発明の効果本発明によれば、ナス科植物の抽出物またはその活性フラクションを有効成分とするPPAR活性化剤を提供することができる。当該PPAR活性化剤を含有する医薬および飲食品は、生活習慣病の予防または改善に有用である。また、当該PPAR活性化剤を含有する医薬および飲食品は、メタボリックシンドロームの予防または改善に有用である。

No.130
特許出願日(公開日又は登録日)平成21年10月20日 (平成23年5月6日 特開2011-087474)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称ラッカーゼ活性を有するタンパク質、当該タンパク質をコードするポリヌクレオチド、当該タンパク質を産生する方法、および、当該ポリヌクレオチドの取得方法
発明の属する技術分野本発明は、環境試料、特に木材堆肥より取得したラッカーゼ活性を有する新規なタンパク質、当該タンパク質をコードする新規なポリヌクレオチドであり、当該タンパク質を産生する方法、および、当該ポリヌクレオチドを簡便に取得する方法に関するもの。
発明が解決しようとする課題耐熱性および耐久性に優れた新規なラッカーゼ活性を有するタンパク質および当該タンパク質をコードするポリヌクレオチドを得ることを目的とする。また、当該タンパク質を産生する方法、および、当該ポリヌクレオチドを簡便に取得する方法を提供することを目的とする。
課題解決の結果ラッカーゼ活性を有する新規なタンパク質、および、当該タンパク質をコードする新規なポリヌクレオチドの取得方法を提供すべく鋭意検討した結果、環境試料のうち、木材を成分として含有する堆肥試料を選択することにより、極めて効率よくラッカーゼ活性を有するタンパク質、および、当該タンパク質をコードするポリヌクレオチドを取得することができることを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明のラッカーゼ活性を有するタンパク質、当該タンパク質をコードするポリヌクレオチド、当該タンパク質を産生する方法、および、当該ポリヌクレオチドの取得方法は、廃液の処理、パルプ製造処理等におけるリグニンの除去、バイオ電池、バイオセンサー、人工漆の製造、有機化合物の合成、有毒性化学物質の解毒、食品の苦渋味の除去、接着剤の製造、コンクリート混和剤の合成、紅茶の褐変処理、化粧品用メラニン製造、食品のゲル化剤、臨床検査試薬、漂白剤としての利用等、多くの産業分野に利用できる。

No.129
特許出願日(公開日又は登録日)平成21年6月25日 (平成23年1月13日 特開2011-007628)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称新規化合物の同定法
発明の属する技術分野本発明は、微生物が産生する多種多様な代謝産物の中から、医学・薬学の分野で有用な新規な化合物、特に二次代謝産物を同定する方法に関するもの。
発明が解決しようとする課題本発明は、従来の化合物検索をより効率的に進めることができる改良方法を提供することを目的とする。より具体的には、生理活性を持つ画分を精製する古典的な手法ではなく、メタボローム解析を利用した新規化合物の同定方法を提供することを目的とする。
課題解決の結果微生物が生産する目的の化合物量を操作する手法とメタボローム解析とを併用することで、目的の化合物の検出からその分子式及び/又は化学構造の決定までを簡便かつ容易に行うことを含む、新規な化合物を同定する方法に関するものを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明によれば、微生物が生産する抗菌作用、抗癌作用、免疫賦活性等を有する新規な化合物、特に二次代謝産物を、従来の手法に比べてはるかに簡便かつ短時間で効率よく同定することができる。

No.128
特許出願日(公開日又は登録日)平成22年6月7日 (平成25年8月9日 特許第5336592号)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
発明の概要発明の名称新規な部位特異的組換え酵素とその認識配列を用いた部位特異的組換え方法
発明の属する技術分野本発明は、新規な部位特異的組換え酵素とその認識配列を用いた部位特異的組換え方法等に関するものである。
発明が解決しようとする課題異なる配列を認識する制限酵素がそれぞれ利用価値があるように、異なる特異配列を認識する部位特異的組換え酵素を互いに他と組み合わせることにより、様々な実験系を構成することが可能となる。従って、新たな部位特異的組換え酵素を提供することが求められている。
課題解決の結果本発明者は、上記課題を解決すべく研究の結果、新規の部位特異的組換え酵素とその認識配列を同定し、本発明を完成した。
発明の効果本発明に係る部位特異的組換え酵素及び該酵素認識配列から成る部位特異的組換えシステムを、既に知られているCre/loxP及び Flp/FRTシステムと組み合わせることにより、様々な実験を行うことができる。例えば、幅広い生物種の培養細胞およびマウスES細胞やヒトiPS細胞でVCre/VloxP又はSCre/SloxPシステムで利用することができる。

No.127
特許出願日(公開日又は登録日)平成21年6月5日 (平成22年12月16日 特開2010-279908)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称三次元シースフロー形成構造及び微粒子集束方法
発明の属する技術分野本発明は、三次元シースフロー構造、特に、中空構造を含まない多段構造であって単一の転写工程による加工によって経済的に作製することが可能な三次元シースフロー形成構造及び該構造を有するマイクロシステム(マイクロ流体装置又はマイクロチップ等)、並びに、これらを用いた粒子集束方法等に関するもの。
発明が解決しようとする課題極めて簡便な方法で容易に作製することが可能であり、シース液を流し込むだけで試料溶液の流路中央部への集束が可能となるシースフロー形成構造を提供すること。
課題解決の結果本発明者は上記課題を解決すべく研究の結果、単一の転写工程により中空構造を含まない片面の多段(段差)構造のみによって、試料溶液及び微粒子を流路中央部に集束させるシースフローの形成が可能であることを見出し、本発明を完成した。
発明の効果本発明のシースフロー形成構造に試料溶液とシース液を流し込むだけで試料溶液の流路中央部への集束が可能となる。更に、本発明のシースフロー形成構造は、段差構造が設けられた基板及び平面基板を接合する、という極めて簡便で方法で容易に作製することが可能であり、該シースフロー形成構造を有するマイクロチップ等のマイクロシステムを製造する際の工程が飛躍的に少なく済み、該製造過程における再現性及び生産性が非常に高いものとなる。

 
No.123
特許出願日(公開日又は登録日)平成21年8月27日 (平成22年4月8日 特開2010-75176)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称マイクロサテライトマーカーを用いるラッカセイ品種識別法
発明の属する技術分野本発明は、ラッカセイの品種を識別するための方法に関するもの。
発明が解決しようとする課題明確、客観的で、かつ再現性高く、簡便に品種識別を行うことができるラッカセイ品種識別方法を提供すること。
課題解決の結果個体差は判別せず、日本国産のラッカセイ品種を簡便で確実に識別するための新規なマイクロサテライトマーカーと、該マイクロサテライトマーカーに基づく、簡便で確実な品種識別方法を提供することを見出し、本発明を完成させた。
発明の効果本発明の新規なマイクロサテライトマーカーを用いたラッカセイ品種識別方法によれば、明確、客観的で、かつ再現性高く、簡便に品種識別を行うことができる。本発明の品種識別方法は、品種間あるいは系統間で認められるDNAの塩基配列の違いを利用しているため、従来の形態学的特徴で識別する方法とは異なり、極めて明確で客観的かつ再現性の高い方法であって、特殊な技術を習得することなく誰にでも簡易に行うことができる。加えて、検査対象として、根、葉、茎、種子など植物体のあらゆる部分を利用することができ、必要量も微量である。また、抽出されるDNAが激しく損傷していない限り分析は可能であるので、多くの加工品(バターピーナッツ、味付ピーナッツ等)にも適用することができる。

No.122
特許出願日(公開日又は登録日)平成20年3月31日 (平成25年1月25日 特許第5184939号)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
発明の概要発明の名称マイクロシステムにおける流体の制御方法
発明の属する技術分野本発明は、マイクロシステムにおける流体の粘度変化による流れの制御方法に関するものである。更に詳しくは、マイクロ流体システムを流れる試料溶液の流れを制御溶液の粘度変化によって間接的にON-OFF制御する方法等に関するものである。
発明が解決しようとする課題刺激感応物質を制御流体に含有させ、該制御流体に瞬間的な刺激を与えることによって、該制御流体と合流させた被制御流体の流れを高速且つ高精度に制御する方法を提供すること。更に、本発明の流れの制御方法を利用することで、分別後の被制御流体に刺激感応物質が混入しない微粒子分別方法を提供すること。
課題解決の結果主流路と副流路に分岐した被制御流体流路を有するマイクロシステムにおいて被制御流体の流れを制御する方法であって、刺激感応物質を含む制御流体を合流させ、合流後に該被制御流体と並行する該制御流体に刺激を与えることによって主流路における被制御流体の流量を一時的に制御し、それによって該被制御流体の副流路における流量を間接的に制御する方法、及び該方法を用いるマイクロシステムを開発することに成功し、本発明を完成した。
発明の効果流れの切り替えに刺激感応物質のゾル−ゲル転移や粘度変化という簡単な方法を採用しつつ、刺激感応物質は被制御流体及びシース液には含有させず、刺激感応物質は制御流体に導入することにより、刺激感応物質は制御流体及び刺激感応物質の添加による被制御流体への影響を抑えることに成功した。又、制御・分別された流体には刺激感応物質が混入していないために、該流体から刺激感応物質を除去する必要がない。更に、被制御溶液には刺激感応物質を添加する必要がないため、数マイクロメートル〜サブマイクロメートルサイズの流路において流体制御を行う場合でも、実用的な低圧送液が可能となる。また、この刺激を除去することにより粘度変化した物質が速やかに元の粘度となり、被制御流体の流れは元どおりに戻される。その結果、本発明は、マイクロシステムにおける簡単かつ高速かつ正確な間接的流体制御を実現するものである。



N0.111
特許出願日(公開日又は登録日)平成18年3月30日 (平成23年11月18日 特許第4863452号)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称ヒトTh1/Th2分化誘導系及びその用途
発明の属する技術分野本発明は、ヒトナイーブT細胞を用いるヒトTh1/Th2分化誘導系、分化誘導された細胞の検出方法、並びに、該分化誘導に対する被検化合物の影響(促進又は抑制等)のスクリーニング方法及びスクリーニングキット等に関するもの。
発明が解決しようとする課題従来、ヒトTh1/Th2分化誘導系を評価する適当な手段がなく、ヒトにおける末梢T細胞のTh1/Th2分化誘導系、とりわけRas/MAPK経路あるいはCa2+/CN経路に関わる薬物を評価可能なヒトTh1/Th2分化誘導系を確立することが、それらの経路によるヒトのTh1/Th2分化誘導を変調する化合物等を検索するためには必須であった。
課題解決の結果本発明者は、末梢T細胞のヒトナイーブT細胞を用いたヒトTh1分化誘導あるいはTh2分化誘導を、それぞれインビトロで刺激するための組成物及びその方法等について鋭意研究の結果、新規なヒトTh1/Th2分化誘導系を開発することに成功し、本発明を完成した。
発明の効果発明のヒトTh1/Th2分化誘導方法は、Ras/MAPK経路あるいはCa2+/CN経路に関わる化合物が反応することから、それらの経路に関わる化合物等あるいはそれらの経路が動いている条件でヒトTh1/Th2分化誘導を修飾する化合物等を検索できる、今までにない新規なスクリーニング系である。又、本発明の評価方法は、分化誘導操作後に抗IFNγ抗体及び抗IL-4抗体を用いて細胞内染色を施し、次に抗CD4抗体を用いてT細胞のみを選択し、選別した細胞についてのみIL-4及び IFNγ細胞内染色強度を直接的に測定するので、ヒトのTh1またはTh2への分化誘導を直接的に評価することが可能。更に、分化誘導したヒトTh1/Th2で特異的な発現変動のみられる遺伝子の発現強度を用いる、ヒトTh1/Th2分化誘導の程度を評価する方法が提供される。あるいは、被検薬化合物がヒトTh1/Th2 分化誘導に及ぼす影響を正確に直接的に評価する方法が提供される。
本発明のヒトTh1/Th2分化誘導系は、Th1/Th2バランスを変調する薬物、例えばTh1/Th2バランスがTh2に傾いた場合に症状が出るといわれている花粉アレルギー等を軽減する化合物スクリーニング方法を提供するので有用である。

No.109
特許出願日(公開日又は登録日) 平成18年10月26日 (平成24年3月23日 特許第4952944号)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称Singarの発現または機能の抑制による神経軸索の形成・伸長と神経再生への応用
発明の属する技術分野本発明は、脳特異的に発現するタンパク質であるSingarの発現または機能を抑制することにより、神経細胞における軸索の形成または伸長を誘導、促進する方法に関するもの。
発明が解決しようとする課題第1は、2次元電気泳動法および質量分析法等のプロテオーム解析を用いて神経細胞の極性形成前後で発現変動し、かつ、軸索の形成・伸長に重要な軸索先端の成長円錐に存在する分子を同定し、同分子の機能解析を行うことによって、神経細胞における軸索の形成または伸長を誘導、促進する新たな方法を開発、提供する。第2は、この方法に使用することができ、また中枢神経および末梢神経の障害に対する神経再生治療においても利用可能な神経軸索の形成(又は伸長)誘導剤を提供する。さらに第3は、上記分子を標的、プローブとした、神経再生用治療薬のスクリーニング方法を提供する。
課題解決の結果本発明者は、ラット海馬培養神経細胞のタンパク質のスクリーニングを行い、軸索形成に伴って発現量が上昇するタンパク質を網羅的に解析した。その結果、分子量57 kDの新規タンパク質(Singar)を同定した。さらにこの分子の解析を進めた結果、(1)脳に特異的に発現し、軸索の形成が盛んな生後4日目から1週間目に発現の上昇が見られること、(2)Singarは、神経突起の伸長を制御する成長円錐に強い濃縮が認められること、(3)培養神経細胞におけるSingarの発現量をRNAiを用いて抑制すると複数の軸索形成が誘導されること、(4)Singarには少なくとも2つのスプライシングバリアントが存在すること、等を見出し、本発明を完成させるに至った。
発明の効果Singarは、神経細胞でその発現量を抑制すると複数の軸索の形成を誘導する作用等が認められた。Singarの抑制は神経軸索の形成を誘導するため、中枢神経や末梢神経における軸索再生治療の標的分子となりうる点で、医学・薬学の分野における応用が可能である。



No.102
特許出願日(公開日又は登録日)平成16年8月13日 (平成22年9月24日 特許第4592352号)
出願人(又は特許権者)(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称神経成長円錐局在分子Shootin1もしくはそのスプライシングバリアントを利用した神経軸索の形成・伸長と神経再生への応用
発明の属する技術分野本発明は、神経成長円錐局在分子Shootin1もしくはそのスプライシングバリアントを利用して、神経細胞における軸索の形成または伸長を誘導、促進する方法に関するもの。
発明が解決しようとする課題第1は、2次元電気泳動法および質量分析法等のプロテオーム解析を用いて神経細胞の極性形成前後で発現変動し、かつ、軸索の形成・伸長に重要な軸索先端の成長円錐に存在する分子を同定し、同分子の機能解析を行うことによって、神経細胞における軸索の形成または伸長を誘導、促進する新たな方法を開発、提供する。第2は、この方法に使用することができ、また中枢神経および末梢神経の障害に対する神経再生治療においても利用可能な新規遺伝子および新規タンパク質を提供する。さらに第3は、上記分子を標的、プローブとした、神経再生用治療薬のスクリーニング方法および研究用試薬を提供する。
課題解決の結果本発明者は、ラット海馬培養神経細胞のタンパク質のスクリーニングを行い、軸索形成に伴って発現量が上昇するタンパク質を網羅的に解析した。その結果、分子量52.6 kDの新規タンパク質(Shootin1)を同定した。さらにこの分子の解析を進めた結果、(1)脳に特異的に発現し、その発現量は軸索が形成される生後4日目に大きな上昇が見られること、(2)Shootin1は、軸索先端の成長円錐に強い濃縮が認められること、(3)Shootin1を培養神経細胞に外来性に発現させると複数の軸索の形成が誘導されること、(4)Shootin1は軸索の形成、伸長中の成長円錐に小胞状に局在し、成長円錐においてダイナミックな動きを示すこと、(5)Shootin1には他に2つのスプライシングバリアントが存在すること、等を見出し、本発明を完成させるに至った。
発明の効果本発明は、新たな神経再生技術の開発に利用することができる。たとえば脳卒中や脊髄損傷などで引き起こされる中枢神経および末梢神経の障害に対する有効な治療法として、軸索再生医療技術の確立およびその研究開発段階において利用することができる。

No.31
特許出願日(公開日又は登録日)平成14年4月1日 (平成21年4月24日 特許第4297209号)
出願人(又は特許権者(財)かずさディー・エヌ・エー研究所
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発明の概要発明の名称KIAA0172遺伝子の疾病治療及び診断並びに創薬への利用
発明の属する技術分野癌細胞増殖抑制機能を有するKIAA0172遺伝子の疾病治療及び診断並びに創薬への利用。
発明が解決しようとする課題本発明は、KIAA0172遺伝子の疾病治療及び診断並びに創薬への利用を提供することを目的とする。
課題解決の結果本発明者らはKIAA0172遺伝子を利用することにより、腎癌の診断(リスクファクターの評価及び癌の進行度)が可能になり、さらに癌増殖抑制機能を利用した遺伝子治療が可能になると考え、当該遺伝子を利用して癌を治療し、または診断する本発明を完成させるに至った。また、同遺伝子は、多くの組織において発現が確認されていることから、それらの組織細胞においても細胞増殖機能を有すると考えられ、腎臓以外の組織細胞においても癌の治療及び診断に利用可能であることを明らかにした。
発明の効果本発明の治療薬により癌の治療が可能になり、また本発明の検出薬により癌を検出することが可能になる。