研究所について

かずさ DNA 研究所は、千葉県が創設したかずさアカデミアパークの先導的・中核施設として、1994 年に生命科学とバイオテクノロジーの根幹である DNA の研究を行うことを目的に上総地域に開所しました。本研究所は、研究を国ではなく県が支援するという我が国でもユニークな研究所であり、開所以来、極めて短期間で「植物」や「ヒト」の DNA 研究において多くの世界的研究成果をあげ、我が国は勿論、世界的な DNA の研究機関として高い評価を得るに至りました。このことに関しまして我々を支援していただきました県と県民の皆様に改めて感謝申し上げます。

我々は、これからも、今まで得られた、生命の設計図、 DNA の持つ膨大な遺伝情報と関連技術を、基本的生命現象の解明の研究のみならず、植物の品種改良や医薬品開発のような応用研究にも提供し、今人類が直面している、健康、食料、環境といった課題を解決することへ貢献し、それを通じて、かずさ地域への産業の誘致など、その発展に寄与していくことを目指していくつもりです。

また、我々がもつ高度かつ広範なDNA 解析情報及び技術を活用するため、より具体的な取り組みとして、農業用植物の品種改良、種子の品質検査、ヒト難病の遺伝子検査などの公益性が高い事業を展開しています。さらに、千葉県がんセンターと共同で、がんの遺伝子診断の実用化へ向けてプロジェクトを開始いたしました。また、将来を担う中学生、高校生を対象とする DNAに関する実験や講義などの教育支援活動にも力を注いでいます。

我々は、日本のバイオサイエンス・バイオテクノロジーをリードする公的研究機関としての役割を自覚し、今後も最新の科学動向や社会ニーズを見据えたさまざまな活動を幅広く展開していきたいと考えております。これまでに引き続き、皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

理事長 大石 道夫

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