テーマ 5遺伝にはルールがあります

レジナルド・パネットとウィリアム・ベイトソンが、メンデルの法則を説明します。

私はレジナルド・パネットです。ウィリアム・ベイトソンと私はメンデルの遺伝の法則にとても熱中していました。 両親の遺伝子がどのように子に伝わるのかについてはメンデル氏が正しかったのです。また、雑種の交配の結果、優性の特徴が劣性の特徴に対して3対1の比率で現れることについても彼が正しかったのです。これらの交配で何が起こったのか紹介させて下さい。 それぞれの特徴は遺伝子のペアによって決まります。両親はそれぞれ、2つのタイプの配偶子を作ることができます。ある対立遺伝子は“ランダムに分かれて”ある配偶子に入ります。これはメンデルの分離の法則です。 私は、配偶子の中の対立遺伝子を追跡するために、パネット・スクエアを考案しました。 メンデル氏のYyヘテロ結合の交配で、片親の対立遺伝子を一番上、もう一方の親の対立遺伝子をその横に示します。子どもを表す空の箱の中に、それらがどのようにペアを作るのか見てみましょう。 子は親の配偶子がペアを作ることでできます。それぞれの親からひとつずつ。 子の遺伝子型はYY、Yyそしてyyです。 もちろんyyが緑色です。 そして、YYとYyは異なる遺伝子型を持つにもかかわらず、それらは同じ黄色の表現型を持ちます。 お分かりのように、3つの黄色の豆と、それに対してひとつの緑色の豆。これがメンデルの3:1の比率です。 パネット・スクエアは複数の形質を同時に追跡するときに便利なのです。この章の問題を解いてみてください。私の言っている意味が分かるでしょう。

factoid Did you know ?

遺伝子の中には2つコピーがあると、その生物が死んでしまうものあります。

Hmmm...

マンクス猫は稀にしっぽがついたまま生まれますが、マンクス猫はしっぽ無しで有名です。ある優性遺伝子が背骨を短くして、しっぽを無くすのです。2匹のマンクス猫を交配すると、数匹の子猫が生まれます。2匹のしっぽ無しに対して、1匹のしっぽ有りの比率になります。メンデルの3対1の比率に何が起こったのでしょうか?