テーマ 10遺伝子は染色体上にあります

ショウジョウバエを交配してみましょう。

やぁ! ここに飼育しているショウジョウバエがいます。あなたは、新しい形質かもしれない、ebony(光沢のある黒)色を持ったメスのハエを見つけます。あなたはこのebony色のメスと茶色のオスを交配させました。もし、このebony色の形質が劣性なら、子の体色はどうなるでしょう? [茶色(野生型)][ ebony色(光沢のある黒)] 子は茶色の体になります。 正解です。 子はebony色になります。 違います。ebony色は劣性です。 子はこげ茶色になります。 違います。遺伝子は独立しています。 子は茶色と黒の縞模様になります。 違います。もう一度考えて。 もしebony色が劣性形質であれば、茶色のハエとの交配で、F1世代の子は茶色になります。実際、あなたが見るのはこうなります。 次に、F1世代のオスとメスを掛け合わせます。ebony色は劣性なので、これらのハエの遺伝子型を表すのに小文字の “e”を使い、優性の茶色は大文字の “B”を使います。 この交配から生まれた200匹の子のうち、152匹は茶色の体、48匹はebony色でした。 eはebony色、Bは茶色です。 これらのハエがメンデルの比率で分離するとしたら、152匹の茶色のハエのうち何匹が、ebony色についてヘテロ接合になっているでしょう。 0 いいえ、両親はヘテロ接合です。何匹かの子どもはヘテロ接合になります。 53 いいえ、これは茶色についてホモ接合になっているハエの数です。 50 いいえ、これは、ヘテロ接合になっているebony色のハエの数の約半分です。 99 正解です。 全部。152です。 いいえ、もし全てのハエがヘテロ接合なら、ebony色のハエはいなくなります。 ヘテロ接合のハエは、ひとつの遺伝子の2つの異なる対立遺伝子を持っています。この場合、49+50で99匹のヘテロ接合のハエ (Be) がいます。茶色が優性なので、これらは依然として茶色のままです。 あなたは、同様にこれらのハエの性別を調べます。その結果、茶色のハエとebony色のハエは、オスとメスがほぼ同数いることに気がつきます。 このことから、ebony色の形質について、次のように推測します: 性に連鎖した優性な形質 いいえ、ebony色は劣性の形質です。そして性染色体に連鎖していません。 性に連鎖した劣性の形質 いいえ、ebony色は性に連鎖していません。ebony色のオスとebony色のメスは同じ数だけいます。 性に連鎖しない劣性の形質 正解です。 性に連鎖しない優性の形質 いいえ、ebony色は劣性の形質です。 遺伝しない形質 いいえ、ebony色の形質は遺伝します。 ebony色は劣性の形質です。ebony色と茶色のF1世代の子は、茶色です。ebony色は性に連鎖していません。体色は性別に依らずに決まっているからです。