テーマ 18細菌やウイルスも DNA を持っています
顕微鏡は単細胞からなる細菌の存在を明らかにしました。しかしながら、細菌が遺伝子やより高度な生命体と共通な何かを持つのかどうかの論争がありました。この論争は、1940年代に細菌に性があることが発見されて終わりました。接合の過程で、2つの細菌をつなぐ接合のための管を通して遺伝子が交換されます。
電子顕微鏡により細菌のウイルスも同じ様な過程を辿ることが示されました。ウイルスは宿主の細菌に付着しその遺伝子をチャンネル様の尾部を通して注入します。1952年に、アルフレッド・ハーシーは、DNAが感染した細胞内での新しいウイルスの複製に重要であることを示しました。このことはアベリーの遺伝子はDNAからなるという初期の実験を明らかに支持するものでした。また、ウイルスが遺伝学の普遍的な原理の研究において細菌と同じくモデルとして使えることも示しました。